Nonnie in the Garden
英国ヨークシャー発Nonnieのハッピー カントリーライフ

ちょっと悲しいジンジャーブレッドハウスの思い出

201201.jpg
お買物に行ってお店から外に出たらこんなに暗くなってました。まだ4時ちょっと過ぎなのに~

暗いの嫌い。
寒いの嫌い。

だから12月はなんとなく気分落ち込みがちなんです。

クリスマスがあるから、街も華やかだし、人々もなんとなく幸せそうに見えます。

去年の今頃もいつものようにケーキを作っていました。

去年はジンジャーブレッド(ビスケット)ハウスを作ってお店に飾っていたんです。

ある日、「できるだけ大きなジンジャーブレッドハウスを作って欲しい」という依頼が入りました。
「大きな」って言われても、オーブンに入るトレーサイズしかできないので、直接依頼主の女性のお客さんと話をしました。
私が作れる最大のお家のサイズを提案したところ、それでいいということでしたので、オーダーを承諾しました。

ただ、その家に名前を送り主の名前を入れて欲しいとおっしゃいました。

そんなことは簡単なので、「では、入れるお名前は何ですか?」と聞いたところ、男の子の名前をおっしゃいました。

友達の息子さんへのプレゼントだそうです。お歳はたしか12歳くらいだったと思います。

ところが、この男の子は病気で、多分最後のクリスマスになるだろう...とお客様はおっしゃいました。

依頼を受けて、自分のキッチンへ戻ったあと、ちょっと泣いてしまいました。

もしかしたら、その子の最後になるかもしれないクリスマスの思い出を私が作るのかと思ったらプレッシャーと共に、会った事もないその男の子のことを思って悲しくなってしまいました。

私に与えられた時間は4日程。

その子の笑顔の為に一生懸命作りました。

お店のジンジャーブレッドハウスは飾り用なので、強度を重視して焼き時間も長く、とにかく頑丈に作りました。
でも、今度はその男の子が食べてくれるのを意識して、あまり固すぎないよう、気を使いました。
何度か焼いては失敗し、大きな家なので、壁や屋根を繋いだあと、大きさと重さの為、アイシングが固まらないうちに崩壊してしまったりと試行錯誤しました。

とにかく何時間も残業して仕上げました。
これが完成品です

181210.jpg

後日、依頼主のお客さんが受け取りに来ました。
お友達の家まで100kmぐらい運転していくとおっしゃっていました。
運ぶ途中、壊れないようにベーカリー用の大きなプラスチックのカゴに入れ、動かないように固定してお渡ししました。

私にはその子が喜んでくれたかどうかは分かりません。
でも、自分の作ったものが誰かの一生の思い出になるかもしれないと思うと、普段のお菓子でも、お料理でも、自分でできる限り美味しいものを作って提供したいと思うのでした。

ちょっと悲しくて、でも初心に帰るようなクリスマスの思い出のお話でした。


よろしかったら下記バナーをポチっとお願いします。
にほんブログ村 花ブログ イングリッシュガーデンへ
にほんブログ村

にほんブログ村 ライフスタイルブログ 田舎暮らしへ
にほんブログ村
スポンサーサイト

Post comment

管理者にだけ表示を許可する

Trackback

trackbackURL:http://nonniegarden.blog14.fc2.com/tb.php/56-0ed0a6c3

profile

Nonnie

Author:Nonnie
英国北ヨークシャー在住。
N.Z出身の旦那&
JRTの娘達(Epinu&Sue)の4人暮らし。
職業:シェフ兼パティシェ&Nonnie's Kitchenクッキングレッスン主催

clover-clock

decoboko.jp

calendar

05 | 2017/06 | 07
- - - - 1 2 3
4 5 6 7 8 9 10
11 12 13 14 15 16 17
18 19 20 21 22 23 24
25 26 27 28 29 30 -

What's new?

category

My Garden (25)
Walk in the Park (15)
Today's Lunch (4)
Recipe (8)
Excursion (10)
My work (5)
Other Garden (1)
Daily life (23)
Lessons (6)

comment

monthly archives

Mail form

名前:
メール:
件名:
本文:

LINK

このブログをリンクに追加する

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。